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7.コラム


昭和40年代までは、まだ、まかない付きの下宿が多く、下宿屋のおばちゃんが食材の買物にきていました。おばちゃんたちは、野菜でも味付け海苔でも、箱ごと買っていきました。また、当時は、このあたりにも子育て中の若い親がたくさん住んでいて、食べ盛り、育ち盛りの子どものために、いろんなものを買っていきました。子どもがいる世帯は、消費が盛んです。飲食業の人たちも、やはり、食材を箱ごと買っていきました。下宿屋のおばちゃんたちも、結構お金持ちでしたから、買物もしてくれました。

今では、当時おばちゃんだった人たちも、おばあちゃんになってしまいました。
まかない付きの下宿は、探そうにも見つからない時代です。

では、学生はいなくなってしまったのでしょうか?そんなことはありません。熊大でも学園大でも、学生の数は一定しており、一人暮らしの学生も、あいかわらずたくさん暮らしています。
 
さて、今の大学生も当然、毎日食事をします。ただし、コンビニ弁当を食べたり、ファミレスで399円ランチを食べるようになりました。熊大のそばのコンビニの売上は、九州一だそうです。それほどたくさんの消費が、この地域内でなされているわけです。コンビニの弁当は、契約の工場でつくったものを毎日何回もトラックで運んできます。ファミレスの料理は、九州に一箇所というような大きな工場で一括して作られており、冷凍されて運ばれてきます。そして、これらの材料は、全世界から調達されます。

子飼商店街の周辺には、あいかわらず多くの学生や市民が暮らしていますが、商店街で買物をしない人に変質してしまいました。学生にとって、コンビニやファミレスは、実は、まかない付き下宿の代わりであると言えます。
男性の一人暮らし高齢者にとっても、コンビニは欠かせない存在になっています。

「おーい、お茶。」「おかあさん、お腹すいた、なんかない。」という、お父さんや子どもに、すぐに応えてくれたのが昔の専業主婦のおかあさんであり、その代わりをするのが下宿屋のおばちゃんだったわけですが、今は、コンビニやファミレスがその代わりをしているという見方ができます。

コンビニでアルバイトをしているのは大学生で、稼いだお金で、上乃裏通りあたりでワインを飲んでいます。下宿屋のおばちゃんのように、通ったついでに何か買ってくれるわけではありません。

・・・商店街の売上が上がらないはずです。

コンビニやファミレスが、まかない付き下宿の代わりであるなら、今の時代、子飼商店街の役割は、いったい何でしょうか?

大学生は、あいかわらずたくさん暮らしているわけですから、これを顧客として取り込まない手はありません。今の子飼商店街には、大学生が自分のものとして買いたい商品は少ないかもしれません。しかし、自分のおばあちゃんや、おじいちゃんにプレゼントするつもりなら、子飼には面白い商品がたくさんあります。買物のアドバイスをしてくれるお年よりも、そこらじゅうに、たくさん歩いています。

そう考えると、子飼は、若者にとって「敬老ストリート」になるかもしれません。
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